基礎からわかる化学

酸解離定数とは?pKaで「酸の強さ」が一発でわかる

yusuke

酸の強さって、何で決まる?

「塩酸は強酸、酢酸は弱酸」

化学の授業でそう習ったと思います。

でも、

何をもって”強い” “弱い”と判断しているのか、説明できますか?

その答えが酸解離定数です。

酸解離定数(Ka)とは?

酸HAが水中で解離すると、次の平衡が成り立ちます。

HA + H2O ⇄ H3O+ + A

このときの平衡定数が酸解離定数(Ka)です。

Ka = [H3O+] [A] / [HA]

ポイントはシンプルです。

  • よく解離する→[H3O+]が大きい→Kaが大きい→強い酸
  • あまり解離しない→[H3O+]が小さい→Kaが小さい→弱い酸

pKaとは何か?

実際のKaは、とても大きかったり、とても小さかったりします。

Kaのままでは扱いにくいため、よく使われるのがpKaです。

pKa = -log10Ka

つまり、

  • pKaが小さい→強い酸
  • pKaが大きい→弱い酸

と覚えておけばOKです。

具体例で見てみよう

物質pKa酸の強さ
塩酸約-6強酸
過塩素酸約-10強酸
酢酸約4.8弱酸
約15.7非常に弱い

一般的にpKaがマイナスである場合に強酸といい、水中で完全に解離します。

この表を見ると、

過塩素酸は酢酸よりもはるかに強い酸

ということが、数字で一目瞭然になります。

実際、酢酸に過塩素酸が溶けている場合、

過塩素酸は酸、酢酸は塩基として振る舞います。

HClO4 + CH3COOH ⇄ CH3COOH2+ + ClO4

酸・塩基は絶対的な性質ではなく、相対的な関係なのです。

まとめ

  • 酸解離定数Ka
    →酸が水中で解離する反応における平衡定数
  • pKa
    →酸解離定数Kaの対数
  • pKaが小さいほど強い酸、pKaが大きいほど弱い酸
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